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ブログ・お知らせ

マザー・テレサのメッセージ

2019年11月16日

マザー・テレサ
子供の頃に伝記を読んで以来、これまで意識して目にすることがありませんでした。
インドで生まれ、生涯を恵まれない人々への活動に捧げた偉大なる人物であり、1979年にノーベル平和賞を受賞したことでも知られています。
彼女のメッセージは様々な形で広められ、我々に多くの気づきを与え続けています。
『愛することの反対は無関心』という言葉は日本でも有名ですね。

ふとしたキッカケでマザー・テレサの名前を目にし、無性に気になりました。
改めて・・・凄いという言葉しか出てきません。
信念をもち、その信念を貫き続けた強い人です。
そこには驕りや虚栄心はなく、ただ自分の使命を知り、使命に従って活動し続ける姿があります。

心洗われる思いで読み進めるなかで、ハッとさせられる行がありました。
マザー・テレサの活動に感動・共感したある日本人女性が、日本での仕事を全て投げ打ってインドで活動するマザー・テレサのもとに出向き、働かせて欲しいとお願いする話です。
『テレサの生き方を尊敬しています。ここでボランティアをさせてほしい。懸命に働きます。』
日本人女性はこう訴えたそうです。

それに対してマザー・テレサはこう答えました。
『この国へ来て、私たちと同じように生涯をかけて貧しい人たちの為に活動したいというお気持ちがあるのなら、それをあなたは、あなたの国で行うべきです。あなたの国には、貧しい人や困った人がいないのですか?あなたの隣人をまず助けなさい。あなたのそばで、あなたの助けを待っている人がいるはずですよ。』

その日本人女性は帰国し、家族や友人、地域の人たちのために献身的に生きる道を歩み始めた、とありました。
マザー・テレサはもちろんですが、その日本人女性も素晴らしいですね。
どのような活動をされたのか詳細はありませんでしたが、きっと何人もの人を助け、幸せにするお手伝いをされたのだと思います。

日々生きていれば、自分自身の無力を感じることだってあります。
昨日と何も変わらない今日に落ち込み、他人を羨み、何かしなければと焦りだす。
でも人には弱気な顔を見せられない。

時間は誰に対しても等しく、また刻々と過ぎ去ります。
出来ることに差があったとしても、「自分がやろうと決めたことをやったかどうか」にはYESかNOしかありません。
どんな小さなことでも良い、例えば目の前の人に親切にすること、もし感謝の言葉を聞けなくても親切にしたという事実に変わりはなく、それはとても尊いこと。
そんな日々を過ごしながらも、それでも1年後・3年後に同じ思いに落ち込むことの無いよう、自らを高める努力をすること。
そもそも他人と比べることに捉われないで良い、だって人は十人十色なのだから。
前を向いて正しく生きていく仲間同士を認め合い、助け合うこと。

話しが多少逸れましたが、思い悩む方に出会い、そんなタイミングでマザー・テレサの言葉を目にし、想ったことです。

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